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純粋エースコンバット7批判



最初に申し上げたいが、コゼット王女すきマンの多いこと多いこと、なのでぼくはスクラップクイーンにぼくのスクラップを整備してもらいにいきます。あと一部ネタバレしてるからお気をつけて。誰がこんなの読むかって話だけど。










戦略ゲームを大好物とするINTP型AB型Rh+平成東京生まれ一人っ子男子が唯一好んでプレイするシューティングゲームが、エースコンバットシリーズである。

いや、好きになったのはシューティング要素よりも若干のフライトシュミレーター的要素とストーリーの造り込みだろう。きっかけは語りはしない、話すと長くなる(寡黙なエース感)






さて、結論から先に申し上げよう。





エースコンバット7は、
近年稀に見る大失敗作 である。






純粋なゲームとしての完成度は素晴らしく高い。雲に入ると機動が乱れる、雷に撃たれるなど。元自衛官の方のブログが最高に良いレビュー記事である。


『エースコンバット7』はもはや面白くないフライトゲームへと成り果てた - MY GAME LIFE



私は当然軍人でもなんでもないし、飛行機に最後に乗ったのは最早10年以上も前なので飛ぶということもわからなくなっているのでゲームシステムに関しては何も言うべきことはない。むしろ素晴らしい。ありがとうバンダイナムコ我らはあなたしか知らない。敬愛するバンダイナムコ同志万歳。







ただね…





問題はストーリーである。その素晴らしいストーリーである。だが、その素晴らしさが最大の問題である。






7を理解するためには前までの作品のストーリーをあらかじめ理解しておく必要がある。





7と同じ世界線上にあるエースコンバットシリーズの時系列は、おおまかにzero→(2=3D)→04→5→6→7→3である。これは公式でアナウンスがなされた。で、今回の舞台は04と同じ大陸である。04に出てきた兵器も出てくる。でもキーパーソンは5の人物。もっというとあの例の顔だけは女子ウケしそうな科学者はzeroの舞台の国出身だ。










初見殺しもいいところである。よく言えば「通好み」だ。理解できるだろうか、一旦自分の知識を側によけてこの関係を見た時に。今作のあの折角の素晴らしいグラフィック、ストーリーを味わうためには前作の知識が必要不可欠なのだ。さらに、前作は前作で互いに大きく関わりあっている。もともとzeroは5の前日譚、というか没になったストーリーをてんこ盛りしたものである。






あと2週間ほどは限定でPS4なら5、箱なら6が無料で付いてくるダイレクトマーケティング)のでなんとなくストーリーを分からせるという意図は見える。しかし、メタではあるがぶっちゃけ6はあまり関係してこない。舞台も別の大陸だし。てな訳でPS4版をお勧めはしているのだが(ダイレク以下略)、何しろ5は15年前、PS2時代のゲームである。04とzeroもPS2時代(04、5、zeroは俗にPS2三部作ともいう)。

しかし、PS2の修理受付を公式が終了したというニュースも記憶にも新しい。



動かないのだ、本体が。今更ジャン=ルイを墜とそうとしても相棒を撃とうとしても本体が動かない。5以外の過去作は動画投稿サイトだかどこかで見るしかないのだ。






つまりだ。

偉大なるバンダイナムコが7を今後も本気で売りたいのであるならば、そして公式発表の様に時系列を構築したいのであるならば、可及的速やかに過去作を再録すべきなのである。時系列的にzeroから3まで。このままでは7は公式の二次創作に過ぎない。これまでのストーリーの良さは、関連しながらも独立して楽しめるという点にはなかったのか。折角の素晴らしいゲームがストーリーの海に沈んでしまう。






有料でもいいから再録しろ。おわり。