民主共和国臨時政府執務室

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修学旅行について


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170824/k10011109681000.html


修学旅行としてグアムとかリゾート地に行くなどけしからんという記事をお求めの方は他所を当たって下さい。別に学校教育として何処に行こうとも、行った先には必ず教育の為になるものはある筈だし、何より生徒たちの一生の思い出になる事は間違いない。ぼくの中学校なんか20年程前は黒部ダムが目的地だったのだ。

教職員の引率のもとに,児童,生徒が日常経験しない土地の自然や文化を見学し学習するために行う旅行。
ブリタニカ国際大百科事典


定義的にはつまり、教員と一緒に非日常の旅行さえすれば何処でもいいのである。ただ僕は、その「非日常」が完全な快楽に終わらない、教育の名の下見識を広めるものであれば良いと思う。

海外のリゾート地に行く行為自体は確かに教育的ではないかも知れない。しかし、例えば自由行動の時間など、自分たちの判断力やコミュニケーション能力を駆使し、異国の地で自らの意志に沿って移動する事は当然、日常的なものではない。これは充分教育的活動に値すると思える。


ただ、自由民主主義社会に生きる我々の修学旅行には、普通の教育と同じく、イデオロギーの強制があってはならない。原爆の資料館に行って「日本は被害者」だとか、韓国に行って「おばあさん」達に土下座するだとかはどちらもあってはならない訳である。その為には、生徒達もあくまで学んでいるものは事実に過ぎないという事を認識出来る程度に知力を身につけなくてはならないし、教育も「どちらか片方の視点」を教えるのではならない。



いよいよもって話が某国のミサイルみたいに着弾点を見失ってきたのでこの辺で終わり。