民主共和国臨時政府執務室

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チョコレート・ファシズム


今年も「バレンタイン」の季節だ。





端的に言うと、ぼくはチョコレートが嫌いだ。発作が起きる訳ではないのでアレルギーではないと思うのだが、チョコレートを食べると高確率ですぐ気持ち悪くなり吐き気を催す。いわゆるハイカカオなら自分で買ってワインのお供になんかしてイキることも稀にあるぐらいでまだセーフだが、ホワイトチョコなんぞ食った日には最悪である。

学生時代のアルバニア🇦🇱アルバイトでは、女性社員の多い業界ということもありこの時期何度もチョコを頂く。お客様からも頂くこともあった。




食えん。食えんのだ。ホワイトチョコの乗ったラスクを一枚貰い、家に持ち帰って食って途中で残したこともあった。





ある種の食品を社会が一斉に消費する現象が現代のバレンタインデーである。この風潮に逆らって生きることは本当に難しい。わたしは社会的少数派にならざるを得ない。
貰った手前目の前で捨てたり横流しするのは幼稚園時代のぼくでもあるまいしすることは憚られるが、それでも残しておいては不潔になるのでどうしても廃棄せざるを得ない。ただでさえ食料自給率の低い日本、こんなんでいいんでしょうか。


まさに現代日本社会の病的な一面である。チョコの臭いが充満したデパートですら無理なのである。あちらこちらで大々的にやるのはやめてほしい。






あと十年ほど前のバレンタインの時チョコじゃなくてわざわざカステラを作ってガチ告白してくれたNさんへ。返事が遅くなってすみません。ごめんなさい。