民主共和国臨時政府執務室

Willkommen im Büro der Provisorischen Regierung der Demokratische Republik!

談話

a present

プライベートで人生の区切りがついたタイミングなので、現段階で自分の脳みそに浮遊していることがらを文章として書き出しておく。 ①Amazing Grace ぼくはアメイジング・グレイスという曲が「嫌いではない」。メディアの効果で割と世間にも知られた曲である…

高島鈴『布団の中から蜂起せよ』

布団の中から蜂起せよ: アナーカ・フェミニズムのための断章作者:高島 鈴人文書院Amazon布団の中から蜂起せよ - 株式会社 人文書院 書店に赴くという行為は、ぼくにとってただ脚の筋肉の運動を意味するというわけではない。そもそも書店というところには、本…

緊急声明

アフガニスタン・イスラム共和国という国が滅んだ。 我々はつい何十時間か前、国家が消える瞬間を目撃した。 少なくとも、ぼくが物心ついてからは「国家が消滅する」という瞬間はなかった。ソビエトですら産まれたときには既に散り散りに爆散していたし、当…

ジッド『ソヴィエト旅行記』 訳:國分俊宏

ソヴィエト旅行記 | 光文社古典新訳文庫ソヴィエト旅行記 (光文社古典新訳文庫)作者:ジッド光文社Amazon 久々の、本当に久々の頑張って書く書評である。なお、この記事には天地開闢以来最長の前置きが書かれている。Hirohitoのように「堪ヘ難キヲ堪ヘ」てほ…

2021年度所信表明演説

今更年度始めか、というツッコミは全て受け流す。何故ならぼくは「年度」という概念のことをクソだと思っているからである。 ぼくは無政府主義者である(突然の告白)。 なにゆえ突然このような危険極まりない主張を同窓の諸君や各方面の関係諸氏に向けてす…

震災論

【「死」に関する民主共和国臨時政府国家評議会議長談話】

この記事を書き始めてから数か月が経ったが、放置推敲している間に激動の2020年は永遠の過去の彼方へと吹き飛んでいった。「日本人的惰性」教徒の自分ですら、年越しの瞬間の初詣には行かなかった。ゆく年くる年を見ながら年を越すのは人生で初めての経験だ…