民主共和国臨時政府執務室

Willkommen im Büro der Provisorischen Regierung der Demokratische Republik!

内省

好きなものについて

ふとこの文章群を振り返ってみたとき、自分はこれまで嫌いなもののことしか記述してこなかったことに気がついた。下書きに入っていた文章もなんだか面白くない。なので今回くらいは好きなものを列挙しようと思う。 ①南アジア料理南アジア料理については言う…

服飾と官能、またはバタイユとの格闘(une bataille avec Bataille)

あなたは知らないのか、聞いたことはないのか。 主は、とこしえにいます神 地の果てに及ぶすべてのものの造り主。 倦むことなく、疲れることなく その英知は究めがたい。 イザヤ書 40:28 本屋で聖書検定なるクソの役にも立たない検定の「公式テキスト」を見…

汚染

ぼくはまさに今死にゆく肉塊、つまりこの瞬間も腐っている蛋白質に縛り付けられている。この肉塊の中にはウンコ、己の意思で摂取しておきながらそれを外に出す際には罵倒語として認知される概念が詰まっている。 そしてぼくは、そのウンコの素から分子を吸い…

a present

プライベートで人生の区切りがついたタイミングなので、現段階で自分の脳みそに浮遊していることがらを文章として書き出しておく。 ①Amazing Grace ぼくはアメイジング・グレイスという曲が「嫌いではない」。メディアの効果で割と世間にも知られた曲である…

高島鈴『布団の中から蜂起せよ』

布団の中から蜂起せよ: アナーカ・フェミニズムのための断章作者:高島 鈴人文書院Amazon布団の中から蜂起せよ - 株式会社 人文書院 書店に赴くという行為は、ぼくにとってただ脚の筋肉の運動を意味するというわけではない。そもそも書店というところには、本…

考え得ることは存在し得る。

ボロめのアパート。玄関入って正面がキッチン、すぐ右手に居室。ブラウン管のテレビ。ジャニーズ系の男。これからタイムトラベルをする。不意に台所に立ってコンロに点火したので覗き見するも「大丈夫だからほっとけ」と言われる。ぼくは居室に戻らされて電…

全人類のハッピーエンドを願う

また追いかけられる夢を見た。 【4492】世界がおかしいです。自分もおかしいです。怖いです。 | Dr林のこころと脳の相談室 落ち着いて2の冪を数え…にんじんを空に向けるんだ!そういう時にきっと人間はチャンスに巡り会えるものだ。監視カメラ破壊社会派のお…

心象風景、あるいはきゅうりパンについて

首都高速湾岸線。曇天のお台場。空飛ぶスパゲッティ・モンスター。タワーマンションの横を飛行。 許されている。許されない。許されていない。 快は善か?快は悪でないならば善か? 西を向く。曇天。右手に低い丘。左手前方に遮られた太陽。田圃。畔道。ゆっ…

E. I. ザミャーチン『われら』

われら - 岩波書店 ぼくは一年で一冊しかマトモな読書をできないのかもしれない。いや、それでもマシな方だ。だってぼくは資本主義的生産様式の奴隷に過ぎないのだから。読書する時間を与えられている奴隷など本来は存在しない。ぼくはその点特権階級に属し…

相互理解の不可能性について

何かを書かなければ死んでしまう。しかし、いざ立ち向かうと筆が進まない。いっちょ前に文豪面をしてみる。今日の御供はブランデーのソーダ割だ。まだまだ夜は長い。 その昔、むかーしむかし。このブログを開設したばかりの時分である。「就活」だの「学部生…

革命とは手段ではなく結実である

自己=存在世界=不条理=アナーキー=実存 自然=人間≠理性 ナザレのイエスの磔刑=津島修治の入水 哲学=眼鏡、宗教=色眼鏡 「理性は間違う」は理性から導かれる 価値観とは妄想である 好きの反対は無関心 「全ては許されている」 弁証法はただの思考停止 胡蝶…

2021年度所信表明演説

今更年度始めか、というツッコミは全て受け流す。何故ならぼくは「年度」という概念のことをクソだと思っているからである。 ぼくは無政府主義者である(突然の告白)。 なにゆえ突然このような危険極まりない主張を同窓の諸君や各方面の関係諸氏に向けてす…

【「死」に関する民主共和国臨時政府国家評議会議長談話】

この記事を書き始めてから数か月が経ったが、放置推敲している間に激動の2020年は永遠の過去の彼方へと吹き飛んでいった。「日本人的惰性」教徒の自分ですら、年越しの瞬間の初詣には行かなかった。ゆく年くる年を見ながら年を越すのは人生で初めての経験だ…

ぼくが本質的に構ってちゃんであることについて

本当はタイトルを『最近のライトノベルのタイトルがとても長いことにあやかって自分のブログ記事のタイトルを「一見クールに振る舞っているぼくが本質的に構ってちゃんであることについての考察」にしようとしたのに枠に入りきらないという事案に関する簡潔…

『エルコスの祈り』について

1周年記念、一応。ほんとは2日前だけど。頑張れ俺。 かれこれ10年程前の話だ。某冷房付き公立小学校に通っていて未だ「2月1日の悪夢」を知らなかった私は、学校行事の一環で劇団四季のミュージカルを観賞した。否、観賞させられた。 何年生だったか覚えてい…